親知らずの抜歯

2019年6月7日 雨



10年ほど前に虫歯を近所の歯科で治療してから、半年ごとに検診を受けている。

当初は歯ぐきからよく血が出ていたがその都度歯垢を取ってもらい歯ぐきの状態は良くなってきている。



しかし、最近嚙合わせが悪くなってきた。

以前から気になっていたが、最近は特にひどくなってきた。

下左奥の親知らずが噛み合わせの邪魔をしているようだ。

最近特に上奥歯に当たるのが気になる。

気になりだすと、相当気になる。

検診時に相談すると、答えは簡単。

抜きましょう。

この親知らず以前から抜歯を進めらていたが、特に問題を感じていなかったので放置していたのだ。



1週間後に抜歯することになった。

やはり気になる、痛いかも?。

歯を抜くのだから痛くないわけがない。

少々我慢してこのまま放置しようか?

いや放置すれば益々かみ合わせが悪くなるだろう。



抜歯当日

順番が来て呼ばれた。

治療用椅子に座ると着々と事が進んでいく。

いや、まだ心の準備ができいない・・・。



口腔内を洗浄して、抜歯部付近に皮膚麻酔を塗布。

10分ほど経過してから局所麻酔を歯茎に注射。

結構な力で注射針が刺さる。

塗布麻酔の効果はこんなものなのかいな、痛いがな。

麻酔が完全に効きだすまで少し時間がかかる様だ、

その間、反対側の歯周ポケットの歯垢を取りましょうとゴリゴリ歯垢を取り出した。

歯垢を取ってもらうとき、何時なら夢心地だが今日は違う。

リラックスできないよ~。



抜歯は意外と簡単だった。

麻酔が効いて痛みも触覚もない、あるのは圧覚だけだ。

しかも見えていないので想像だが、歯ぐきの外側から何かを差し込んで、ぐいぐいとこじているようだ。

それが終わるとペンチのようなもので摘んで引き抜いたようだ。

そのあと抜歯した歯ぐきの穴をゴリゴリ擦っているようだ。

その間1~2分。

最後に丸めたガーゼをしばらく噛んで止血を確認。

はい終わりました。

えらい簡単でした。



抜歯した歯を見せてもらった

親も知らないのに68年間もよく居座ったものだ。

「持って帰りますか?」と尋ねられたが、使い道がないのでお断りした。



麻酔が切れると、さぞかし痛むだろうと覚悟していたが、ほとんど痛まなかった。

これは歯科医師の技量によるところが、大きいのかもしれない。





 抜歯前後