ガウディー風水庭の製作


我が家の狭い庭の片隅に、一昨年から瓶が一つあります。
直径65cm深さ55cm。
その瓶に雨水を取り入れるように改造し、庭のアレンジに挑戦。

コンセプトはガウディーの曲線美の追求。
そうです、あのスペインのガウディーが設計したグエル公園のようにです。
行ったことは無いけど聞いた話では、何もかも丸みがあり曲がっているとか。
とりあえず曲線だな。
瓶も丸だ。

昨年、庭の散水などに雨水を活用しようと、雨どいに穴を開けペットボトルを加工して雨水をホースで取水して瓶に水が入るように工事をしたのです。
しばらくは調子よく、なかなかの出来だと自画自賛。
しかし、最近に降る雨は一時に半端じゃない降り方をするではありませんか。
なんせ、構造力学を無視した”こんなもんじゃろう工事”。先日の大雨で雨水の力に負けて大破。
そうです、想定外の出来事でした。

before            after
これではいけない、もっとしっかりした工事が必要だ。
という訳で、雨水取り口にはタキロン製を使用。
ホースでの配管を、塩ビパイプに取替えて地中に埋める本格的な雨水配管工事をすることにしたのです。
 
配管をするのは掘り起さなければなりません、
既存の敷レンガや敷きじゃりを取り除かなくてはならないのです。
こりゃ大変だ、実際大変でした。
穴を掘り、配管して、敷きじゃりを洗い、などなど。




さて、レンガや排水路の配置はどうしたものか。
どうもイメージが湧きません。
単純にレンガを並べる直線的なつながりで構築する傾向があるようだ。
と言うより既存の材料で済ませてしまようとするためか斬新なアイデアが浮かばない。
何かないものかと思案。
家内がカルチャー仲間と女子会と称して其々の旦那を置き去りにしてスペインに旅行。
そうかスペインね。
と言えばやっぱりガウディーです。
スペインのガウディーの建築物は30年ほど前より興味があり一度は行ってみたい思っていたのですが、なかなか機会が無くて行けずにいます。
せめて雰囲気だけでもと思いガウディー風に製作。




配管のまま給水では、どうも愛想が無い。
何か、そうマーライオンのように飾り物から水が出ていると何だかおしゃれではないか。
何処に行けば売っているのか?
とりあえず信楽に探しに行くことにした。
しかし、どうもここはタヌキばかりで、気の効いたものが少ない。
やっとのことで小便こぞうを見つけたのですが、どうも顔つきが気に入らない。
小僧ではなく”あんちゃん”風の顔つきで、体系も子供らしさが無く、やや中年風で卑わいを感じさせるのです。
どうも売れていないようです。
店員さんにこの値段は変わらないのか尋ねると、サラリと変わりませんの返事。
少しでの安くなるのならと考えたのですが、辞めとくことにした。



何か他には無いかと物色していると、特売返品不可の棚に見つけたのです。
値段が納得価格の600円。都合よくホースの通る穴まで開いている。
しかもトラだ。
マーライオンには及ばないが、トラで我慢しましょう 。

うむ、うむ。水道水もここに出れば、乾季には役立つかもしれない。
この際水道工事も同じくすることにしよう。
瓶の淵まで水道配管延長、これでいちいちいホースを伸ばさなくても給水可能。




噴水は以前取り付けた太陽電池で動く噴水。
ネットで購入2480円こんなも動くのかと思ったのですが、結構それが動くのです。
天気がよければ3-40cmは吹き上げるのです。
できればバッテリーを付け、お日様が欠けても噴水を眺めていたいものだ。



ガウディー風水庭園の完成

ガウディ-作品




どこがガウディー風なの?
気持ちだけ。